本日は先代猫の命日なので、猫にまつわるエピソードを思い出しながら書きます。
先代猫はそれはそれは可愛いメス猫で誰が見ても美猫!と言われるほどの美貌の持ち主でしたが、寄る年波には逆らえず、17歳ほどで腎臓病で逝きました。
先代猫。
鯖柄の雑種です。
子猫の時に知り合いが里親を探していたので譲り受けました。
そしてこちらは先代より1年遅れてきた現役のオス猫。捨て猫だったためか野性味あふれています。
先代と似たような模様ですがこいつは剛毛です。
もう今年でだいたい19歳です。じじぃになりました。
さすがに足腰弱まってますが、まだ元気です。
おしっこは多くなったので、腎臓はだいぶ弱ってる気もします。
この猫がビビりな性格で、東日本大地震の時は腰を抜かして丸一日後ろ足が立たなくなっていました。
情けない姿を思い出すと今でも笑えてきます。
あまりにもビビりなので、病院に連れて行くのも大変です。
病院でスマキの姿に
腫瘍を見てもらうために病院へ行ったのですが、まぁ大変でした。
あまりにもビビって暴れるものだから血液検査をする時は布団のような布で3人がかりでスマキにされ、お医者さんに血液を摂られました。
その最中もあまりにも怖がっていたのでなだめようと私が頭をなでようとしたところ、我を忘れるほど頭だけ暴れた状態で手をカブーーと本気噛みをされました。
実は病院に行く前バスケットに入れる時もしくじって腕を噛まれています。
普段はやんちゃですが嫌がることさえしなければ噛みません。
ですが、爪切りとしっぽの毛取りと病院だけは絶対嫌マンみたいで、無理やり籠に詰めようとしたら格闘になりました。
そこからさらに病院で指先をかまれ、爪を貫通するほどの深手に。
飼い主が病院送りになった
噛まれた瞬間はたいして痛くなく、見た目通りの痛さといいますかただの傷の痛みでした。
しかし家に帰るころには指先がズクンズクンと脈打つ痛みに代わり、熱も帯び始めどす黒く変化し、辛い痛みに我慢できず病院へ駆け込みました。
私は甘く見ていて、あははー猫に噛まれちゃいましたテヘくらいの感覚で受診したのですが、先生は顔色を変えて結構深刻そうでした。
それを見た私は、あれ?ヤバイ?と思っているうちにすぐさま横にされて看護師に破傷風の注射を打たれ、先生が間髪入れず腫れた傷口をグリグリとこじ開け消毒し始めました!!
ギャアアアアアア!!
突然なにするねん!?
あろうことか穴の開いた爪にピンセットを突っ込み中の血を絞り出すようにしています!
ただでさえ腫れてズキズキと痛いのにそんなことをしたら痛いなんてものじゃないです!!
ここは地獄か!?
爪の傷以外に負った傷も穴をこじ開けられピンセットでグリグリとほじくられ消毒液を付けた綿を突っ込まれながら処置をされ、息も絶え絶えです。
痛みでもうろうとした頭で、戦争中傷を負った戦士は麻酔もせずにこうやって傷口を消毒されていたのか…と、変な現実逃避をしはじめました。
パスツレラ菌こわい
一通り処置が終わってお話を聞いたのですが、猫の口にはよろしくない菌が100%いるそうです。
それに感染すると相当ヤバイと言われました。
最悪腕を切り落とさなきゃって言われたときは、そんなにか!と予想より遥か上のヤバさに戦慄しました。
右の手はこのザマです。
自分が思った以上の大怪我です。
でも死ぬ思いをしながら汚い血を出したおかげか駆け込んだ時よりも痛みは少しだけマシになっていました。
しかしマシになったといえども相当痛いです。
この夜は鎮痛剤を飲んだのに痛みでろくに寝れませんでした。
寝られない中、猫・噛まれた、で検索した結果、パスツレラ症の相当ヤバイ内容に再び戦慄しながら朝を迎えました。
主人に重傷を負わせた獣は家に帰ったとたんビビりまくったのも無かったことのように安心しきった顔でソファでくつろいでおりました(笑)
その後数日は熱も37度台が続き、痛みで箸もフォークも持てず満足に食事もできず、苦労しました。
ちょうど噛まれたのがGWの数日前だったのですが、それまでは毎日傷をえぐられ消毒しに病院へ通い抗生物質を飲み、GW中は自分で傷口をえぐり消毒しなければならず、連休中も高い熱が出るようならば迷わず救急病院へかかるようにと念をおされました。
パスツレラ菌おそるべし!!!
幸いGW中は熱が出ることもなく、激しい痛みもGW半ばほどで収まり事なきを得ましたが、結局完治に1カ月かかりました。
獣に噛まれたら、たとえ綺麗にしてる飼い猫だろうとかなりの大ごとになるようです。
皆様も十分気を付けられますように・・・